収入を安定させづらい

一口にトラックドライバーと言っても会社によって運転する距離や仕事内容が大きく異なります。特定のエリアに荷物を送り届ける短距離トラックドライバーのデメリットの一つが収入の不安定さです。短距離トラックドライバーは運転時間も含めて1勤務の拘束が長い長距離トラックドライバーに比べて給料の水準が若干低めに設定されています。短距離ドライバーは時間ではなく配送した個数で報酬が決まる歩合制を導入している所も少なくありません。歩合制は大量の荷物が発注される繁忙期はいつもより多く稼げますが、閑散期になると極端に収入が落ち込むこともあります。1年を通して収入に波があるという点は短距離トラックドライバーならではのデメリットです。

生活が不規則になりがち

短距離トラックドライバーは個人宅への配送以外にも、コンビニを始めとした飲食店へ搬入する仕事もあります。24時間営業のお店に搬入する場合、大半が早朝、日中、夜間と数回に渡って届けるのが基本です。会社によっては自分が希望する時間帯で働くこともできますが、多くの所がシフト制を採用しているため、定期的に勤務時間が変わることになります。車の運転は体力だけでなく神経も使うため、こうした不規則な生活による悪影響で体調を崩してしまう人も少なくありません。長距離トラックドライバーであれば途中で時間調整をして仮眠をとることは可能です。しかし短距離トラックドライバーは指定された時間に届けなくてはいけないので道路事情によっては休憩すらできないこともあります。